11月 23

スコラダトゥーラ(特殊調弦)は初めて…ヴィオラ藤原歌花/第28回現音作曲新人賞本選会


皆様こんにちは。今回の新人賞で渋谷由香さんの作品を演奏させていただくヴィオラの藤原歌花です。

作曲新人賞の本選会で演奏させていただくのは何回目でしょうか。嬉しいことに何度も演奏させていただいています。毎回同年代の作曲家の方との出会いを楽しみに、そして作品に触れることを嬉しく、さらに「本選会での演奏」という責任を感じながら充実した時間を過ごさせていただいています。

作曲の渋谷さん、そして今回共に演奏するヴァイオリン竹内君、チェロ多井君とは大学の同級生なんです(竹内君は一つ下ですが、おつきあいが長いので同級のノリです)。私が大学に入学し、現代音楽に興味を持ち始め、多井君らとライヒやナイマンを遊び半分?でちょこちょこ弾いたり、作曲科のおさらい会や試験を聴きに行ったり時には演奏したりしているうちに渋谷さんとも知り合って、、、という具合です。

しかし残念なことに今まで渋谷さんの作品を演奏する機会には恵まれず、最近は竹内君や多井君と演奏することもなかなかなかったので今回の本選会をとても楽しみにしていました!リハーサルが2回終わりましたが、リラックス&和やかムードであっという間に時間が過ぎてしまいます。

今回の渋谷さんの作品では、なんというか懐かしい空気感、哀しさ、内省的な激しさを感じます。時折キラッと輝く瞬間もあったり。現代音楽ってなんだろう?と思うことがありますが「音による絵」なのではと。今回の渋谷さんの作品は「6つの風景」ということですが、まさしくそれぞれの風景の色合い、情感が演奏していると見えてきそうな、でもすごく曖昧なようで自分の知っている「何か」を感じさせる不思議な感覚です。スコラダトゥーラ(特殊調弦)は初めてだったので不安がありましたが、この作品ではものすごく自然であり必然的なため弾いていてそれを忘れてしまうほどです。

しかしながら自分の思うことを演奏に表現すること、作品の意図することを正確に演奏することはなかなか難しいものでありますから、全力を尽くして本番に臨みたいと思っています!

 

藤原歌花

藤原歌花

●藤原歌花(ふじわらうたか/ヴィオラ)
東京藝術大学音楽学部附属高校、同大学を卒業。藝大フィルハーモニア団員、兵庫芸術文化センター管弦楽団アソシエイトメンバーを経て、現在東京藝術大学大学院修士課程2年に在学中。同時にオーケストラ、室内楽、現代音楽、ライブ、スタジオワーク等多方面で活動中。

▼現音・特別音楽展2011「世界に開く窓〜古往今来」
[第1部] 第28回現音作曲新人賞本選会
2011年11月24日(木)17:30開場/18:00開演
東京オペラシティリサイタルホール

★一般券2,000円(当日券3,000円)学生券はなんと1,000円!
▼お申し込みは下記まで。
電話:03-3446-3506
電子メール:80th (a) jscm.net